🐾 10才前後の愛犬に見られる体の変化と食事のポイント~老化のサインを見逃さないために~
2025.10.30 BLOG
こんにちは!ONE LUKE 一宮駅店です🌟
私たちのサロンには、毎日たくさんのワンちゃんたちが来てくれますが、最近特に感じるのが「10才を過ぎたワンちゃんの食事の変化」についてのご相談が増えているということです。
「うちの子、最近ご飯を残すようになって…」 「食べこぼしが多くなった気がする」 「前はガツガツ食べていたのに、最近食が細くて心配」
こんなお悩み、ありませんか?💭
実は、10才前後というのは、ワンちゃんにとって大きな転換期。人間でいえば50代後半から60代にあたる年齢で、体にさまざまな変化が現れ始める時期なんです。
今日は、私たちがトリミングやペットホテルでお預かりする中で実際に見てきた、シニア犬の食事に関する変化と、その対処法について詳しくお話しします。愛犬にはいつまでも「食べる楽しみ」を味わってほしいですよね✨
🔍 10才前後の犬に現れる6つの体の変化
1. 舌や飲み込む筋肉の衰え
私たちのサロンでお預かりしているワンちゃんの中にも、「最近、お水を飲む時にこぼすようになった」「ご飯の食べ方が以前と違う」というケースが増えています。
加齢によって、ご飯をすくい上げて喉に運ぶ舌の筋肉や、食べ物を飲み込むための筋肉(嚥下筋といいます)は、どうしても弱まっていくものなんです😢
具体的にはこんな変化が見られます
- ご飯をうまく口に運べない
- 食べこぼしが増える
- 飲み込みにくそうにする仕草が見られる
- 食事に時間がかかるようになる
- 食べる量が減ってくる
先日お預かりしたトイプードルのモコちゃん(11才)も、ペットホテル滞在中のご飯の時間に、何度も食器から顔を上げては休憩するような様子が見られました。飼い主様にお伝えしたところ、「家でも最近そうなんです」とのこと。これは筋力低下の典型的なサインなんですね。
嚥下筋(えんげきん)とは? 食べ物を飲み込むときに使う筋肉の総称です。喉の奥から食道にかけて、食べ物を胃に送り込むために働く大切な筋肉群のことを指します。
2. 認知機能の低下による食事の変化
老化とともに、ワンちゃんの脳の認知機能も徐々に衰えていきます。これは「認知症」とまではいかなくても、物忘れが増えたり、判断力が鈍ったりする状態です🧠
こんな変化に要注意です
- さっき食べたのに、またご飯を催促する
- ご飯の場所がわからなくなる
- 食べ物への反応が鈍くなる
- 逆に食べ物への執着が異常に強くなる
- ご飯を前にしても、どうしていいかわからない様子
私たちがペットホテルでお預かりしたダックスフンドのチョコちゃん(12才)は、ご飯を食べ終わった直後に、また食器の前で「まだですか?」とばかりに座り込んでいました。視覚や嗅覚など五感の衰えもあいまって、「食べた」という記憶が薄れてしまうんですね。
一方で、全く食べ物に興味を示さなくなるワンちゃんもいます。どちらの変化も、認知機能の低下が関係している可能性があるんです💡
3. 歯のトラブルと口腔内の痛み
トリミングサロンで顔まわりをカットする際、口周りを触ると嫌がるワンちゃんが増えてきたら、それは歯のトラブルのサインかもしれません⚠️
10才を過ぎると、それまで蓄積されてきた歯周病が進行したり、歯がグラグラしてきたりすることが多くなります。歯周病は、歯と歯茎の間に細菌が繁殖して炎症を起こす病気で、放っておくと歯が抜けてしまうこともあります。
歯のトラブルで見られる食事の変化
- 顔をかしげながら食べる(片方の歯が痛い)
- ご飯を見に来ても食べようとしない
- カリカリのフードを避けるようになる
- 食べる途中で急にやめてしまう
- 口の周りを気にして、前足で触ろうとする
先月トリミングに来てくれたシーズーのマロンちゃん(10才)も、カット中に口周りに触れると明らかに嫌がる様子でした。飼い主様にお伝えしたところ、「そういえば最近、ドライフードを残すようになって…」とのこと。痛みがあると、食べたくても食べられないんですよね😭
歯周病(ししゅうびょう)とは? 歯垢や歯石に含まれる細菌によって、歯茎や歯を支える骨に炎症が起きる病気です。放置すると歯が抜けるだけでなく、細菌が血液に入って心臓や腎臓に悪影響を及ぼすこともあります。
4. 消化機能の低下
加齢によって胃の粘膜が萎縮したり、胃腸の動きが鈍くなったりすると、消化に必要な力が衰えていきます。これは人間も同じですよね🍽️
消化機能低下のサイン
- 食後に吐き戻すことが増える
- 以前より食べる量が減った
- 下痢をしやすくなった
- 便の状態が不安定
- 食べた後にお腹がゴロゴロ鳴る
ペットホテルでお預かりする際、「うちの子、最近よく吐くんです」というご相談をいただくことがあります。胃の中に入ってきたものが刺激となって、すぐに吐き戻してしまうんですね。特に一度にたくさん食べると、消化が追いつかないことがあるんです。
柴犬のハナちゃん(11才)も、ホテル滞在中に一度だけ食事を吐き戻してしまったことがありました。量を少し減らして回数を増やすようにしたところ、その後は問題なく食べてくれました💚
5. 体全体の筋力低下と食事姿勢の困難
足腰の筋肉が衰えてくると、立った状態で頭を下げてご飯を食べる姿勢をキープすることが難しくなります。これ、実は見落としがちなポイントなんです!
筋力低下による食事の変化
- 食事中に震えている
- すぐに座り込んでしまう
- 食器に顔を近づけられない
- 食べる量が減る
- 食事を途中でやめてしまう
トリミングサロンでシャンプーやカットをしていると、立ち姿勢を保つのがつらそうなワンちゃんが増えてきているのを感じます。食事の時も同じで、長時間頭を下げた姿勢でいるのは、シニア犬にとって結構な負担なんですよね💪
ゴールデンレトリバーのレオくん(10才)の飼い主様からは、「最近、ご飯を食べる時に足がプルプル震えるんです」というご相談をいただきました。食器の位置を高くする台を使うことで、かなり楽になったそうです✨
6. ホルモンバランスの変化
7〜10才というシニアの入り口では、ホルモンバランスも変化していきます。これが食欲に大きく影響することがあるんです🔄
ホルモンバランス変化による影響
- 同じ量を与えても満足しない
- 食べ物への執着が強くなる
- 常にご飯を催促するようになる
- 体重管理が難しくなる
ペットホテルでお預かりしているウェルシュコーギーのコロンちゃん(9才)は、ご飯の時間になると大興奮!食べ終わった後も「もっとちょうだい!」とばかりにおねだりしてきます。飼い主様によると、「最近急に食欲が旺盛になって困ってる」とのこと。
これは悪いことではないのですが、食べ過ぎによる肥満には注意が必要です。シニア期の肥満は、関節や心臓に負担をかけてしまいますからね⚠️
🍖 シニア犬の食事で押さえたい5つのポイント
ここまで体の変化について見てきましたが、では実際にどう対応すればいいのでしょうか?私たちがサロンで飼い主様にアドバイスしている内容をご紹介します!
ポイント1:食事の形状を工夫しよう
筋力が衰えてきたワンちゃんには、食べやすさが何より大切です🥘
食事形状の工夫例
- カリカリのドライフードをお湯でふやかす
- ウェットフードに切り替える
- ドライとウェットを混ぜる
- 小粒タイプのフードを選ぶ
- ペースト状にしてあげる
トリミングに来てくれるミニチュアシュナウザーのココちゃん(11才)の飼い主様は、「ドライフードを30分くらいお湯でふやかしてから与えています」とおっしゃっていました。すると、食べこぼしも減って、完食するようになったそうです😊
ただし、ふやかす時間は長すぎると栄養が流れ出てしまうので、30分程度がおすすめです。また、お湯の温度は人肌程度(40度くらい)が適温ですよ💡
ポイント2:食器の高さを調整する
頭を下げる姿勢がつらいワンちゃんには、食器台を使って高さを調整してあげましょう!
理想的な食器の高さ
- 立った状態で軽く首を傾けるだけで届く高さ
- だいたい胸の高さくらい
- 大型犬と小型犬で調整が必要
ペットホテルでも、持参された食器台を使っているワンちゃんが増えています。ラブラドールのモモちゃん(12才)も専用の食器台を持ってきていただいていて、その高さで食べると本当に楽そうなんです🎵
市販の食器台もいろいろありますが、家にある段ボール箱や本を重ねて高さを調整するだけでも効果がありますよ。ワンちゃんの様子を見ながら、ちょうど良い高さを見つけてあげてください✨
ポイント3:食事回数を増やして1回の量を減らす
消化機能が低下しているワンちゃんには、1日の食事を3〜4回に分けてあげるのがおすすめです🍽️
分食のメリット
- 消化の負担が減る
- 吐き戻しが減る
- 血糖値の急激な変動を防げる
- 空腹時間が短くなる
- 少量なら完食しやすい
ペットホテルでお預かりする際も、「うちの子は1日3回に分けています」という飼い主様が増えてきました。ビーグルのハッピーちゃん(10才)も、朝・昼・夕・寝る前の4回に分けることで、吐き戻しがほとんどなくなったそうです👏
ただし、1日の総量は変えないようにしてくださいね。あくまでも「同じ量を小分けにする」ということです。食事回数が増えても、総カロリーが増えてしまっては肥満の原因になりますから⚠️
ポイント4:食べやすい環境を整える
食事の環境も、とても大切な要素です。特にシニア犬は、環境の変化に敏感になっていますからね🏠
食事環境のチェックポイント
- 滑らない床材の上で食べさせる
- 静かで落ち着ける場所を選ぶ
- 照明は明るすぎず暗すぎず
- 他のペットと距離を取る
- 食器は安定したものを使う
トリミングサロンでも、シャンプー台が滑らないように注意していますが、お家でも同じです。滑る床の上だと、足腰が弱いワンちゃんは食事中に踏ん張れなくて大変なんです😓
チワワのチョコちゃん(11才)の飼い主様は、食事の時だけ滑り止めマットを敷くようにしたところ、食事中の姿勢が安定して食べる量も増えたそうです。小さな工夫ですが、効果は大きいんですよ💪
ポイント5:水分補給を意識する
シニア犬は喉の渇きを感じにくくなったり、水を飲むのが面倒になったりすることがあります。でも、水分不足は脱水症状や腎臓の負担につながるので、とても重要なんです💧
水分補給の工夫
- ウェットフードで水分を摂取
- フードにスープをかける
- 水飲みボウルを複数箇所に設置
- 少し温めた水を与える
- 氷を入れて興味を引く
ペットホテルでは、お水をこまめにチェックして、飲んでいるかを確認しています。プードルのモコちゃん(12才)は、普通の水だとあまり飲まないのですが、ぬるま湯にすると飲んでくれるんです。ちょっとした温度の違いで、飲む量が変わることもあるんですよね☕
また、ドライフードにチキンスープ(無塩)をかけてあげると、水分補給とフードの柔らかさ、両方が解決できて一石二鳥です!
🏥 こんな症状が見られたら要注意!
ここまで正常な老化による変化をお話ししてきましたが、中には病気のサインが隠れていることもあります。以下のような症状が見られたら、早めに動物病院を受診してください🚨
急激な体重の減少
1ヶ月で体重の10%以上減るような場合は、何か病気が隠れている可能性があります。私たちのサロンでも、定期的にトリミングに来てくださるワンちゃんの体つきの変化には気を配っています。
「あれ?前回より少し痩せたかな?」と感じたら、飼い主様にお伝えするようにしているんです。柴犬のハナちゃん(9才)も、2ヶ月前と比べて明らかに体重が減っていることに気づき、飼い主様にお話ししたところ、検査で甲状腺の異常が見つかったことがありました😢
全く食べない日が続く
1日くらい食欲がないのは、体調の波もあるので様子を見てもいいのですが、2日以上全く食べない場合は要注意です⚠️
特に小型犬は体が小さい分、エネルギー不足になるのも早いんです。ペットホテルでお預かりしている間に全く食べない場合は、すぐに飼い主様に連絡して、状況によっては動物病院への相談をお勧めしています。
食べた後すぐに吐く、血便が出る
食べてすぐに吐く、吐いたものに血が混じっている、便に血が混じるといった症状は、消化器系の深刻なトラブルのサインかもしれません💔
ダックスフンドのチョコちゃん(10才)が、ホテル滞在中に食後すぐ吐いてしまい、よく見ると少し血が混じっていたことがありました。すぐに飼い主様に連絡して、動物病院を受診していただいたところ、胃炎が見つかったそうです。早期発見できて本当によかったです!
よだれが異常に多い、口臭がひどい
口からよだれがダラダラ垂れる、触ると嫌がる、口臭がひどくなったという場合は、歯周病や口腔内腫瘍の可能性があります👄
トリミング中に口周りのカットをする際、こういったサインに気づくことがあります。シーズーのモモちゃん(11才)も、顔カット中に口臭がとても気になったので飼い主様にお伝えしたところ、歯周病がかなり進行していたそうです。定期的な口腔ケアって本当に大切なんですよね✨
💚 ONE LUKE 一宮駅店からのメッセージ
私たちONE LUKE 一宮駅店では、トリミングやペットホテルサービスを通じて、たくさんのシニア犬と接してきました。10才を過ぎたワンちゃんたちの小さな変化にも気づけるよう、日々心がけています👀
「あれ、今日はいつもと違うな」 「前回より食べる勢いが弱いかも」 「歩き方がちょっと変わった?」
こういった小さな気づきを、飼い主様と共有することで、早めのケアにつながればと思っています。
私たちのサロンでできること
トリミング時のチェック
- 体重の変化
- 体つきの変化
- 口腔内の状態(臭い、よだれ)
- 皮膚の状態
- 筋肉の衰え具合
- 立ち姿勢の安定性
ペットホテル滞在時のサポート
- 個別の食事管理
- 食器の高さ調整
- 食事回数の調整
- 水分摂取のチェック
- 食べ方の観察
- 体調の変化への対応
シニア期のワンちゃんは、若い頃とは違った特別なケアが必要です。でも、それは決して大変なことばかりではありません。愛犬の小さな変化に気づき、それに合わせた対応をしてあげることで、いつまでも「食べる楽しみ」を感じてもらえるんです🍖
飼い主様へのお願い
愛犬の食事の変化に気づいたら、それは体からのサインです。「年だから仕方ない」と諦めず、できることから始めてみてください。
- フードをふやかしてみる
- 食器の高さを変えてみる
- 食事回数を増やしてみる
- 食事環境を見直してみる
小さな工夫が、愛犬の生活の質を大きく向上させることもあります💕
私たちONE LUKE 一宮駅店は、トリミングやペットホテルを通じて、愛知県一宮市エリアの飼い主様とワンちゃんたちの幸せな暮らしをサポートしています。シニア犬のケアについて、何か困ったことや気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね!
スタッフ一同、ペットファーストの精神で、大切な家族であるワンちゃんたちを心を込めてお世話させていただきます🐾
📝 まとめ:シニア期の食事は「食べやすさ」がカギ
10才前後になると、ワンちゃんの体には様々な変化が現れます。
- 舌や飲み込む筋肉の衰え
- 認知機能の低下
- 歯のトラブル
- 消化機能の低下
- 全身の筋力低下
- ホルモンバランスの変化
これらの変化は自然な老化現象ですが、適切な対応をすることで、愛犬はいつまでも食事を楽しむことができます✨
大切なポイント
- 食べやすい形状に工夫する
- 食器の高さを調整する
- 食事回数を増やして1回量を減らす
- 食べやすい環境を整える
- 水分補給を意識する
そして何より大切なのは、愛犬の小さな変化に気づいてあげること。毎日の食事の様子をよく観察して、「いつもと違うな」と感じたら、それに合わせた対応をしてあげてください💚
私たちONE LUKE 一宮駅店は、これからも皆様の大切な家族であるワンちゃんたちが、健康で幸せに過ごせるようサポートしていきます。トリミングやペットホテルのご利用時には、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください!
一緒に、愛犬のシニアライフを素敵なものにしていきましょう🌈
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あなたの大切な家族を、心を込めてお預かりいたします。✨
