犬の毛玉の取り方は?三河島のトリマーが教える痛くないほぐし方
2026.07.10 BLOG
できてしまった犬の毛玉を痛くなく取る方法と、毛玉を作らせない予防のコツ 🐶
犬の毛玉は、根元から少しずつ「裂く」のが正解です。
ハサミで一気に切るのは厳禁。
皮膚を一緒に切る事故が、毎年起きています。
正しい手順は、根元を指で押さえて毛先からほぐすこと。
これだけで、痛みは大きく減ります。
…とはいえ、です。
あなたが今いちばん不安なのは、たぶん「やり方を間違えて痛がらせないか」ですよね。
スリッカーブラシを手に取っては置いて。
「犬 毛玉 取り方 痛くない」で何度も検索して。
「無理に引っ張って、嫌われたらどうしよう」
「これ、もう病院かサロンに行くレベルなの?」
そのあたりの線引きが分からないまま、毛玉だけが日に日に大きくなっている。
そんな状態じゃないでしょうか。
この記事では、家でできる痛くないほぐし方を、手順ごとに分解します。
そのうえで、「自分でやっていい毛玉」と「触らない方がいい毛玉」の見分け方も正直にお伝えします。
読み終わるころには、今うちの子にできている毛玉を、どう対処すべきか自分で判断できる状態になっているはずです。✍️
この記事のポイント3つ 📌
- 毛玉は「根元を押さえて毛先から裂く」のが痛くないほぐし方の基本 ✅
- ハサミで切るのは皮膚を巻き込む事故が多く、最も危険なやり方
- 自分で取れる毛玉と、サロン・病院に任せるべき毛玉には明確な線引きがある
この記事の結論
一言で言うと、毛玉は「ほぐす」もので「切る」ものではないです。
最も大切なのは、皮膚に負担をかけない方向で少しずつ分けること。
痛くなく対処するために、次の3点だけ押さえてください。
- 根元を指で押さえ、毛先側からコームで少しずつ裂く
- 乾いた毛より、毛玉ほぐしスプレーで滑りを良くしてから触る
- 皮膚が見える・固い・広範囲なら、自分でやらずプロに任せる
これだけで、愛犬を痛がらせるリスクはぐっと下がります。👌
痛くない犬の毛玉の取り方|家でできる正しいやり方の手順 🐾
まず、現場でいちばん多い失敗から。
それは「焦って一気に取ろうとする」ことです。
毛玉は、時間をかけて少しずつほぐすもの。
ここを押さえるだけで、痛がる確率が大きく変わります。
ステップ1:根元を押さえてから毛先をほぐす
最重要ポイントが、これ。
毛玉を引っ張ると痛いのは、根元の皮膚ごと引っぱられるからです。
だから、まず毛玉の根元を指でつまんで固定します。
皮膚側を押さえた状態で、毛先からコームを入れる。
正直なところ、ここを省くと、どんな良いブラシを使っても痛がります。
「ブラッシング=嫌なこと」と覚えてしまう子も、たいていこのパターン。
実は、痛みの8割は「やり方」で防げる、というのが現場の感覚です。
ステップ2:毛玉ほぐしスプレーで滑りを良くする
乾いた毛玉を無理にほぐすと、毛が引っかかって余計に痛い。
そこで使うのが、毛玉ほぐし用のスプレーやコンディショニングミストです。
毛玉部分に軽く吹きかけて、繊維の滑りを良くしてから触る。
これだけで、コームの通りが驚くほど変わります。
ペット用のものが手元になければ、ぬるま湯を霧吹きで少し含ませるだけでも効果はあります。
ただし、ベタベタに濡らすのは逆効果。
あくまで「しっとり」程度で。
ステップ3:コームの先で少しずつ「裂く」
仕上げは、目の粗いコームか、毛玉用の専用コームを使います。
毛玉のかたまりに対して、外側から少しずつ縦に裂いていくイメージ。
一度で取ろうとせず、3〜4回に分けて小さくほぐす。
1か所あたり1〜2分かけるくらいの、のんびりしたペースで大丈夫です。
ここでスリッカーブラシをいきなり強く当てる人が多いんですが、よくあるのが、それで皮膚を引っかいてしまうケース。
スリッカーは、毛玉が小さくほぐれてからの仕上げに使うのがおすすめです。
やってはいけない毛玉の取り方と、プロに任せるべき見極め ✅
ここからが本題です。
取り方そのものより、「触っていい毛玉か」の判断のほうが、結果的に愛犬を守ります。
無理して全部自分で取ろうとせず、状態を見て線引きしてみてください。
ハサミで切るのが一番危険な理由
最初に、いちばん大事な話を。
毛玉をハサミで切るのは、家庭での事故が最も多いやり方です。
毛玉は皮膚を巻き込んで盛り上がっていることが多い。
切ったつもりが、皮膚まで一緒に切ってしまう。
実際、動物病院には「毛玉を切ろうとして皮膚を傷つけた」という来院が、一定数あるといわれています。
環境省の「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」でも、犬猫の健康・安全に配慮した適切な手入れが飼い主の責務として示されています。
どうしてもハサミを使いたいときは、刃先が丸い毛玉切り専用のものを。
それでも、皮膚との間に必ずコームを差し込んでから、が鉄則です。
自分で取ってOKな毛玉・触らない方がいい毛玉
判断の目安を、シンプルに整理します。
自分でほぐしてOKな毛玉:
- 表面にできた、ふわっとした小さなもつれ
- コームの先が根元まで入る
- 触っても皮膚が見えない
プロに任せた方がいい毛玉:
- 皮膚に密着して固くなっている
- 毛をかき分けると皮膚が赤い・湿っている
- 脇・内もも・耳の後ろなど、デリケートな部位に広範囲
ケースによりますが、固い毛玉を無理にほぐすより、サロンで根元から処理した方が、結果的に犬の負担は少ないことが多いです。
三河島のトリマーが現場で見ている毛玉サイン
ONE LUKE三河島店(荒川区)にも、「自分で取ろうとして断念した」というご相談がよく来ます。
あるトイプードルの飼い主さんは、来店時にこう話してくれました。
「家で頑張ったんですけど、途中で唸られちゃって…正直、怖くて手が止まったんです」
毛をかき分けてみると、脇の下の毛玉が皮膚に密着して固まっていました。
こうなると、家庭でほぐすのは現実的じゃない。
「最初は半信半疑だったんですけど」と、その方は言っていました。
「お店だと、こんなにスッと取れるんですね」
派手な感動ではありません。
ただ、施術後に愛犬の脇を撫でながら「ここ、ずっと気になってたんだね」と、ぽつり。
その小さな安心が、いちばん大事なところだと感じています。🐾
毛玉を作らせない予防のコツ|頻度とブラッシングのやり方 😊
取り方を覚えるより、実は「作らせない」ほうが何倍もラク。
予防の基本は、ブラッシングの頻度です。
毛が伸び続ける犬種(トイプードル・マルチーズなど)は、できれば毎日、最低でも2〜3日に1回。
日暮里や町屋から通ってくださる飼い主さんにも、よくこの頻度をお伝えしています。
ポイントは、毛玉ができやすい場所を重点的に。
脇・内もも・耳の後ろ・お尻まわり。
ここは摩擦で絡みやすく、見落とされがちな部位です。
それと、シャンプー後の生乾きは毛玉の大敵。
濡れたまま放置すると、繊維が絡んで一気に毛玉化します。
一般社団法人ジャパンケネルクラブも、犬種ごとの被毛の特性に応じた日常のケアを推奨しています。
うちの子の毛質に合ったブラシを選ぶこと。
それが、遠回りなようでいちばんの近道です。📌
ちなみに、ペット関連サービスの市場は矢野経済研究所の調査でも拡大が続いており、自宅ケア用品も種類が増えています。
迷ったら、サロンで「この子に合うブラシは?」と聞いてしまうのが早いです。
よくある質問(FAQ)❓
Q1. 犬の毛玉の痛くない取り方の基本は?
根元を指で押さえ、毛先からコームで少しずつ裂くこと。
一気に引っ張らず、1か所1〜2分かけるのが目安です。
Q2. 毛玉はハサミで切ってもいいですか?
基本はおすすめしません。皮膚を巻き込む事故が最も多いやり方です。
使うなら刃先が丸い専用品で、コームを皮膚との間に差し込んでから。
Q3. 毛玉ほぐしスプレーは効果ありますか?
あります。乾いた毛より滑りが良くなり、痛みが減ります。
なければぬるま湯を霧吹きで軽く含ませるだけでも違います。
Q4. どんな毛玉はサロンや病院に任せるべき?
皮膚に密着して固い・赤みや湿りがある・広範囲なものはプロへ。
無理にほぐすより負担が少なく済みます。
Q5. 毛玉を防ぐブラッシングの頻度は?
毛が伸びる犬種は毎日〜2〜3日に1回が目安。
脇・内もも・耳の後ろを重点的にケアしてください。
Q6. 毛玉ができやすい場所はどこですか?
脇・内もも・耳の後ろ・お尻まわりなど摩擦の多い部位です。
シャンプー後の生乾きも毛玉の大きな原因になります。
Q7. 自分で取れない毛玉は、サロンでいくらくらいですか?
状態によりますが、毛玉除去の追加は500〜2,000円ほどが一般的。
ひどい場合は刈り上げ対応になることもあります。
Q8. 毛玉を放置するとどうなりますか?
皮膚が引っぱられて炎症や蒸れ、皮膚病の原因になります。
血行も悪くなるため、早めの対処が安心です。
まとめ:毛玉は「切らずにほぐす」が痛くないやり方
最後に要点を整理します。
- 毛玉は根元を押さえ、毛先から少しずつ「裂く」のが基本
- ハサミで切るのは皮膚を巻き込む事故が多く危険
- スプレーで滑りを良くしてから、のんびりほぐす
- 固い・皮膚が見える・広範囲な毛玉はプロに任せる
- 予防は2〜3日に1回のブラッシングと、生乾き対策
毛玉の取り方は、力ではなく「順番」と「見極め」がすべてです。
でも、根元を押さえて毛先からほぐす——これさえ守れば、痛がらせるリスクは大きく減ります。
まずは今日、うちの子の脇や耳の後ろをそっとかき分けてみてください。
固くて皮膚が見えるようなら、無理せず相談を。
ONE LUKE三河島店では、毛玉の状態を見て「家でほぐせる範囲か」もお伝えしています。
「これ自分で取って大丈夫?」が気になったら、相談だけでも大丈夫です。
愛犬を痛がらせる前の、ちょっとした確認。いつでも歓迎しています。😊🐶
📚 参考:環境省「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」/一般社団法人ジャパンケネルクラブ/矢野経済研究所「ペット関連市場に関する調査」
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