なぜお店に入るとマーキングするの?トリマーが解説する犬の行動と対策
2026.09.04 BLOG
こんにちは!
ワンルーク笹塚店です🐶✂️
トリミングサロンでわんちゃんをお預かりしていると、「お店に入った瞬間におしっこをしてしまった」「普段はお家で失敗しないのに、サロンではマーキングをする」という場面があります。
飼い主さまからすると、
「家ではちゃんとトイレができるのに、どうして?」
「緊張しているのかな?」
「マーキングってやめさせたほうがいいの?」
と疑問に思うかもしれません。
実は、サロンに入ってすぐマーキングをするのには、わんちゃん側のさまざまな理由が考えられます。
今回は、「なぜ犬はお店でマーキングするのか?」について、わかりやすくご紹介します♪
🐶 そもそも犬の「マーキング」とは?
マーキングとは、わんちゃんが少量のおしっこをして、自分の匂いを残す行動のことです。
犬にとっておしっこの匂いは、ただの排泄物ではありません。
「ここに自分が来たよ」
「ここには他の犬がいるよ」
など、自分や周囲の犬についての情報を伝える役割があります。
特に、ほかの犬がたくさん出入りする場所では、さまざまな犬の匂いが残っています。
トリミングサロンも、毎日たくさんのわんちゃんが来店する場所です。
人間にはほとんど分からない匂いでも、犬にとってはたくさんの情報が詰まった場所なのです。
そのため、お店に入った瞬間に床の匂いをクンクン嗅ぎ始め、その後にマーキングすることがあります。
🐾 なぜトリミングサロンでマーキングするの?
① 他のわんちゃんの匂いがするから
トリミングサロンには、さまざまな犬種や性格のわんちゃんが来店します。
そのため、店内にはたくさんの「犬の匂い」があります。
わんちゃんが入口や壁、ケージの周辺などを一生懸命嗅いでいるのは、単に興味があるだけではなく、匂いから情報を集めている場合があります。
「誰がここに来たんだろう?」と確認したあと、自分の匂いを残すためにマーキングすることもあります。
② 緊張や興奮をしているから
マーキングというと「縄張り意識」をイメージする方も多いですが、必ずしもそれだけが理由ではありません。
慣れない場所に来たことで緊張したり、他のわんちゃんを見て興奮したりすることで、排尿してしまうこともあります。
特に、
・初めて行くトリミングサロン
・久しぶりのトリミング
・他の犬の声が聞こえる
・飼い主さまと離れる
・店内の匂いがいつもと違う
といった状況では、普段とは違う行動が見られることがあります。
「お店に入ったらすぐマーキングする」という子の場合も、その行動だけで「しつけができていない」と考える必要はありません。
③ 自分の匂いを残したいから
犬にとって匂いは重要なコミュニケーション手段です。
他の犬の匂いがする場所に自分の匂いを残すことで、自分の存在を伝えていると考えられます。
特にマーキングをしやすいわんちゃんは、散歩中にも電柱や植え込みなどで少量ずつおしっこをすることがありますよね。
それと似た行動が、サロンの店内で見られることがあります。
🐕 男の子だけがマーキングするの?
「マーキング=男の子」というイメージがありますが、女の子でもマーキングをすることがあります。
また、性成熟やホルモンの影響がマーキングに関係するケースもあります。
ただし、マーキングは性別だけで決まるものではなく、犬それぞれの性格や経験、環境などによっても異なります。
そのため、「女の子だからマーキングしない」「去勢しているから絶対にしない」とは言い切れません。
✂️ トリミングサロンではどう対応している?
ワンルーク笹塚店では、わんちゃんが安心して過ごせるよう、マーキングしやすい子の様子をしっかり観察することを大切にしています。
例えば、お店に入ってから、
「いつもより床を嗅いでいる」
「同じ場所を何度も気にしている」
「落ち着かずウロウロしている」
もしマーキングしてしまった場合も、必要以上に叱ることはしません😊
わんちゃんが緊張している可能性もあるため、落ち着いて対応することが大切です。
マーキングしやすいわんちゃんの場合は、飼い主さまにマナーベルトなどをご相談することもあります。
🏠 ご来店前にできること
マーキングが心配な場合は、ご来店前にお散歩をして排泄を済ませておくのもおすすめです☺
特に普段からマーキングをしやすいわんちゃんは、
「サロンに行く前に少しお散歩」
↓
「おしっこ・うんちを済ませる」
↓
「落ち着いた状態で来店」
という流れにしてあげると安心です♪
もちろん、排泄を済ませていても店内でマーキングすることはあります。
その場合も「失敗した!」と考えすぎず、わんちゃんの行動のひとつとして見てあげましょう。
⚠️ いつもと違う排尿には注意!
ここで一つ注意しておきたいのが、マーキングだと思っていた行動が、実は体調不良による排尿トラブルだったというケースです。
例えば、
・急におしっこの回数が増えた
・少量のおしっこを何度もする
・排尿姿勢をとるのに尿が出ない
・おしっこの時に痛そうにする
・血尿が見られる
・普段とは明らかに排尿の様子が違う
といった変化がある場合は、マーキングと決めつけず、動物病院へ相談することをおすすめします。
膀胱炎などでは、頻尿や少量頻回の排尿が見られることがあります。
また、慣れない環境でのマーキングや、緊張・不安による粗相が起こることもあります。
💡「マーキング=悪いこと」ではありません!
わんちゃんがサロンでマーキングをすると、飼い主さまは「ちゃんとしつけをしなきゃ」と思ってしまうかもしれません。
ですが、犬にとってマーキングはコミュニケーションや環境確認の一つでもあります
「怒る」だけではなく、
マーキングしやすい状況を作らないこと
排泄を済ませてから来店すること
必要に応じてマナーベルトを使用すること
いつもと違う排尿があれば体調面も確認すること
など、わんちゃんに合わせて対策していきましょう。
🐶 トリマーだからこそ気づける「いつもとの違い」
トリミングサロンでは、シャンプーやカットだけではなく、わんちゃんの様子を観察する機会がたくさんあります。
「今日はいつもより落ち着かないな」
「お水を飲む量が多いな」
「トイレの回数がいつもと違うな」
など、普段からわんちゃんと接しているトリマーだからこそ気づける変化もあります。
もちろん、トリマーが病気を判断することはできません。
だからこそ、「いつもと違う」という変化があれば飼い主さまにお伝えし、必要に応じて動物病院への相談につなげることも大切だと考えています。
✂️ まとめ
トリミングサロンに入った瞬間にマーキングをする理由には、
・他のわんちゃんの匂いが気になる
・自分の匂いを残したい
・知らない場所で緊張している
・他の犬や環境に興奮している
など、さまざまな可能性があります。
マーキングをしたからといって、「悪い子」「しつけができていない」と決めつける必要はありません。
わんちゃんの行動には、その子なりの理由があります。
ワンルーク笹塚店では、トリミングをするだけではなく、わんちゃん一頭一頭の性格やその日の様子にも目を向けながら、安心して過ごせる時間を提供できるよう心がけています🐶✨
わんちゃんと飼い主さまが安心して通えるトリミングサロンを目指して、これからも丁寧にお手入れしていきます✂️🐾
