😊 愛犬の”デリケートゾーン”お手入れガイド 〜肛門腺ケアの重要性と方法〜
2025.05.22 BLOG

こんにちは!岐阜市のペットサロン・ペットホテル ONELUKE(ワンルーク)です🐾
今日は少し恥ずかしい話題かもしれませんが、愛犬の健康のためにとても大切な「肛門腺ケア」についてお話ししたいと思います。
📊 肛門腺ケア、みなさんやっていますか?
最近行ったアンケート調査によると…
- 愛犬の肛門腺ケアを「している」飼い主さん:66%
- 愛犬の肛門腺ケアを「していない」飼い主さん:34%
約3分の2の飼い主さんが定期的にケアをしているようですが、残り3分の1の飼い主さんはさまざまな理由でケアをしていないことがわかりました。今日はそんな「肛門腺ケア」について詳しくご紹介します。
🤔 そもそも肛門腺って何?なぜケアが必要なの?
肛門腺は、愛犬のお尻の肛門の両側(時計の4時と8時の位置)にある小さな袋状の器官です。ここから分泌される液体には独特のニオイがあり、犬同士のコミュニケーションの一部として使われています。通常は排便時に自然と排出されますが、犬種や個体差によっては、うまく排出されずに溜まってしまうことがあるのです。
肛門腺が詰まると…
- お尻を床にこすりつける行動が見られる 😫
- 肛門周辺を頻繁に舐める 👅
- 座り方が不自然になる 🪑
- 肛門周辺が赤く腫れる 🔴
- 痛みやかゆみを感じている様子が見られる 😢
さらに悪化すると肛門腺炎や肛門腺膿瘍を引き起こす可能性もあります。これは愛犬にとって非常に痛みを伴う状態で、治療にはより専門的な処置が必要になることも。日頃からのケアが大切なんですね!
🧐 肛門腺ケアをしていない理由は?
アンケートで「肛門腺ケアをしていない」と答えた飼い主さんに理由を聞いてみました。主な回答は大きく3つのグループに分かれました。
1️⃣ 上手にお手入れができないから
「何度かチャレンジしてみましたが、上手く出来ませんでした」
「力の入れ具合がわからない」
「上手くできなくて嫌がられてしまい、それからはトリマーさんにお願いしています」
肛門腺ケアは確かに簡単ではありません。力加減や手順がわからないと、愛犬も嫌がりますよね。後ほど、基本的なやり方をご紹介しますが、不安な方はぜひプロにお任せください。
2️⃣ トリミングや動物病院で定期的にやってもらっているから
「位置がよくわからないので、月一の定期検診で動物病院でお願いしています」
「難しいし、嫌がってやらしてくれないから…トリミングの時にやってもらいます」
「やり方がわからないので、月に一度のトリミングサロンでしてもらっています」
「月1でトリミングに行っているので、そこでお手入れしてもらってます」
「肛門腺が普通よりも粘性があり、細いので自宅ではできないので病院で定期的にしてもらっています」
これはとても賢い選択です👍 トリミングサロン(もちろん当店ONELUKEでも!)や動物病院でのプロによるケアは確実で安心です。特に難しい場合や、特殊なケースではプロにお任せするのがベストです。
3️⃣ 肛門腺のお手入れの必要があると思わなかったから
「肛門線のお手入れというのを知らなかった」
「必要かどうかがわからないし、何をどうすれば良いのか知らないので何もしてないです」
「排泄時に出るからしなくても大丈夫と聞いたことがあるから」
「自然に出ている」
「別にしなくても大丈夫だと思うから」
「大型犬で絞らなくてもウンチと一緒に出てたまらないから」
「中型犬なのでお手入れしなくても勝手に出てるようです」
確かに、すべての犬に肛門腺ケアが必要というわけではありません!犬種や個体差によって大きく異なります。特に大型犬は自然排出されることが多いです。しかし、小型犬や特定の犬種(例:チワワ、トイプードル、シーズーなど)は肛門腺が詰まりやすい傾向があります。
❓ 肛門腺ケアは本当に必要?
結論から言うと…「犬によります」
肛門腺に分泌液がたまりにくく、自然に排出できている犬であれば、特別なケアは必要ありません。以下のような兆候がなければ、心配する必要はないでしょう:
- お尻を床にこすりつける行動
- 肛門周辺を頻繁に舐める
- 座り方が不自然
- 肛門周辺の赤みや腫れ
- 強いニオイ
しかし、これらの兆候が見られる場合は、肛門腺に分泌液がたまっているサインです。自力で排出できない犬の場合、分泌液がたまりすぎると炎症や感染症を引き起こす可能性があります。そのような場合は定期的なケアが必要となります。
👨⚕️ 肛門腺ケアの方法
自宅でケアする場合の基本的な方法をご紹介します。ただし、初めての方は獣医師やプロのトリマーに一度見せてもらうことをお勧めします!
🧰 準備するもの
- ゴム手袋
- ティッシュまたはペーパータオル(多めに!)
- 濡れタオル(後処理用)
- 犬用ウェットティッシュ
📝 手順
- 準備段階:愛犬をリラックスさせ、安定した場所に座らせます。小型犬なら膝の上、大型犬なら安定した台の上で行いましょう。ゴム手袋を着用します。
- 位置の確認:しっぽを優しく持ち上げて、肛門の周りをよく見ます。肛門腺は肛門の両脇(時計の4時と8時の位置)にあります。
- 準備:ティッシュやペーパータオルを用意し、肛門の近くに当てます(分泌物が飛び散る場合があります!)。
- 絞り出す:親指と人差し指で肛門の両側を優しくつかみ、肛門に向かって軽く圧力をかけながら内側から外側に向かって絞り出します。
- 洗浄:処置後は濡れタオルや犬用ウェットティッシュで周辺をきれいに拭き取ります。
⚠️ 注意点
- 力加減に注意!強すぎると痛みを与えたり、組織を傷つける可能性があります
- 愛犬がとても嫌がる場合や抵抗する場合は無理せず、プロに任せましょう
- 不安な場合は、一度獣医師やプロのトリマーに見せてもらうといいでしょう
- 肛門腺から出る分泌物は独特のニオイがあります(魚臭い)。正常なものは透明〜茶色で、粘度はさらさらからクリーム状です
- 血が混じっていたり、濃い緑や黄色の分泌物が出る場合は、すぐに獣医師に相談してください
🏥 プロにお任せするタイミング
次のような場合は、自己処理せずに獣医師やプロのトリマーに相談しましょう:
- 肛門周辺の強い赤みや腫れ
- 膿のような分泌物
- 出血
- 触ると痛がる
- 何度試しても上手くできない
- 愛犬が激しく抵抗する
👍 ONELUKEでの肛門腺ケア
当店ONELUKEでは、トリミングコースに肛門腺ケアを含めております。「自分ではやりづらい」「やり方がわからない」というお客様も安心してお任せください。熟練のトリマーが優しく丁寧に対応いたします。
また、「肛門腺ケアのみ」のオプションメニューもございますので、気になる時はいつでもご相談ください。愛犬の様子を見て「そろそろケアが必要かも?」と思ったら、お気軽にご予約ください。
🐶 犬種別・肛門腺トラブルリスク
肛門腺トラブルのリスクは犬種によって異なります。特に注意が必要な犬種をご紹介します:
高リスク
- チワワ
- トイプードル
- シーズー
- パグ
- フレンチブルドッグ
- ミニチュアダックスフンド
- ビーグル
中リスク
- コッカースパニエル
- キャバリア
- ボストンテリア
- マルチーズ
- ミニチュアシュナウザー
低リスク(自然排出されることが多い)
- ラブラドールレトリーバー
- ゴールデンレトリーバー
- ジャーマンシェパード
- ボーダーコリー
- 多くの大型犬種
もちろん、これはあくまで一般的な傾向で、同じ犬種でも個体差があります。愛犬の様子をよく観察して、必要に応じたケアを行いましょう。
😊 肛門腺ケアの頻度
「どのくらいの頻度でケアすべき?」という質問をよくいただきます。これも犬によって大きく異なりますが、一般的なガイドラインをご紹介します:
- 高リスク犬種:2〜4週間に1回
- 中リスク犬種:1〜2ヶ月に1回
- 低リスク犬種:症状が出たときのみ、または3〜6ヶ月に1回
ただし、お尻を床にこすりつけるなどの兆候がある場合は、犬種に関わらず早めにケアが必要です。逆に、症状がまったくない場合は、無理にケアをする必要はありません。自然に排出されている可能性が高いからです。
💦 肛門腺が詰まりやすくなる原因
肛門腺トラブルのリスクを高める要因もいくつかあります:
- 食事の問題:繊維質の少ない食事は便が柔らかくなり、肛門腺の自然排出を妨げることがあります。
- 肥満:過体重の犬は肛門腺周辺に余分な脂肪があり、適切な排出を妨げることがあります。
- 運動不足:適度な運動は腸の動きを促進し、自然な肛門腺の排出を助けます。
- アレルギー:食物アレルギーや環境アレルギーがある犬は、肛門腺の問題を抱えやすい傾向があります。
- 慢性の軟便や下痢:固い便が肛門腺を適切に押し出すのに対し、軟らかい便ではそれが難しくなります。
🍽️ 肛門腺の健康をサポートする食事のヒント
肛門腺の問題を予防するために、食事面でできることもあります:
- 適切な繊維質:適量の繊維質は便の形成を助け、肛門腺の自然排出を促します。野菜(カボチャ、ニンジンなど)を少量追加するのも良いでしょう。
- 高品質のドッグフード:消化しやすく、アレルギー反応の少ない高品質のフードを選びましょう。
- 水分摂取:十分な水分摂取も重要です。乾燥したドッグフードのみの食事には、水を加えることも検討してみてください。
- オメガ3脂肪酸:魚油などのサプリメントは、炎症を抑え、全体的な皮膚と毛の健康をサポートします。
- プロバイオティクス:腸内環境を整え、消化を助けるプロバイオティクスも有効です。
※ただし、食事の変更や新しいサプリメントの導入は、必ず獣医師に相談してから行ってください。
💕 最後に
肛門腺ケアは、愛犬のお手入れの中でも「ちょっと恥ずかしい」「苦手」という飼い主さんが多い項目です。でも、愛犬の健康と快適さのためには、とても重要なケアの一つです。
自分でのケアが難しい場合は、ぜひONELUKEにお任せください!トリミングの際に一緒にケアさせていただきます。また、単独での肛門腺ケアも受け付けておりますので、愛犬の様子が気になったときはいつでもご連絡ください。
愛犬の「おしり」の健康も、ONELUKEがしっかりサポートします!🐾💖
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