050-8893-0169“病院が苦手”な子ほど、通いやすくするコツがある
2025.11.09 BLOG
「うちの子、病院の前を通るだけで震えちゃうんです…」 そんなお話、決して珍しくありません。
でも、実は「病院嫌い」は変えられます。 今回は、ワンちゃんが“安心して通える”通院スタイルを一緒に考えてみましょう。
ワンちゃんが病院を嫌がる理由は、「怖い経験」が記憶に残っているからです。 たとえば、診察台の上で体を押さえつけられたり、注射の痛みを感じたり──。
このような経験があると、「病院＝怖い場所」と脳が覚えてしまい、 玄関を出るところから拒否反応が出てしまうこともあります。
これは心理学で「恐怖条件づけ」と呼ばれ、ある刺激と怖い経験が結びついてしまう現象です。 でもご安心ください。条件づけは“やり直す”ことができるんです。
通院をポジティブに変えるには、「脱感作」と「安心体験」の積み重ねがカギです。
✅ 病院の前まで散歩しておやつタイムだけで帰る ✅ 待合室だけで帰る・スタッフさんと挨拶だけして帰る ✅ おやつを持参して、診察台の上で楽しい記憶をつくる ✅ スタッフさんと声をかけ合い、笑顔のやりとりをする
こうして少しずつ「大丈夫な記憶」を上書きしていくと、 やがてワンちゃんの中で「病院＝安心な場所」に変わっていきます。
「怖がるのは性格だから仕方ない」と思っていませんか？ でも、怖がりな子こそ、“安心のパターン”を増やしてあげることで大きく変わります。
「前は震えてたのに、今日はスタッフさんの声にしっぽを振ってた」 そんな変化が見られたら、飼い主さま自身も嬉しくなりますよね。
病院は「治す場所」だけでなく、「守る場所」にもなれます。 だからこそ、“通える・通いたくなる”場所にしてあげることが、最大の予防なんです。
予防医療を、もっとやさしく・身近に。 ワンちゃんの安心と、飼い主さまの自信を育む「通える病院習慣」。
無理なく、少しずつ。 それが、ワンちゃんの未来の健康を守る力になります。
今日も一緒に、健康を見守っていきましょう。
