050-8893-0169シャンプー選びで皮膚の運命が変わる!?
2025.11.29 BLOG
「皮膚にやさしいって書いてあったから選んだのに、赤くなっちゃって…」
「自然由来って安心かと思ったけど、使ってみたらかゆがって…」
そんな声を耳にすることが増えています。
お店に来られる飼い主様の多くも、
「これって合ってるのかな？」
「何を基準に選んだらいいのかわからない」
と、悩みながらも、わが子のために一生懸命選んでおられます。
シャンプーは、“洗う”だけでなく“守る”ためのケアでもあります。
だからこそ、正しい知識と視点で選ぶことが、ワンちゃんの皮膚を守る第一歩になります。
皮膚はとてもデリケート
ワンちゃんの皮膚の厚さは人間のおよそ1/3〜1/5ほどしかなく、たった数十ミクロンの角質層が外界からの刺激や菌から体を守ってくれています。
まるで薄いラップのような層が、毎日のお散歩や季節の乾燥、ケア用品の影響にもさらされているのです。
この角質バリアの中では、皮脂や常在菌が協力しあいながら、皮膚の健康を保っています。
ですが、シャンプーに含まれる界面活性剤や香料、pHのズレがこのバランスを壊してしまうことがあります。
「うちの子に合う」ってどう見極める？
実は、どんなに“無添加”“天然成分”と書かれていても、それがすべての子に安全とは限りません。
特に注意したいのが、以下の3つの視点です：
- pHバランス：犬の皮膚は弱アルカリ性（人は弱酸性）
- 保湿成分：セラミドやアミノ酸など、肌バリアを助ける成分があるか
- 洗浄成分：強すぎる合成界面活性剤は、かえって刺激になることも
「赤くなる」「かゆがる」「フケが増えた」などのサインが出たときには、まず使用中のシャンプーを見直すサインかもしれません。
実際にあった声と、現場での気づき
当店に来られたある飼い主様が、こうおっしゃっていました：
「シャンプーの後、きれいになったと思っていたら、翌日には赤みが出ていて…皮膚が弱いのかなと心配になって。」
よくお話を伺ってみると、しっかり洗っていても“すすぎ残し”があったことが原因でした。
実は、シャンプーによる皮膚トラブルの多くは“成分が肌に残ること”で起きるケースもあります。
だからこそ、ご自宅でのシャンプーでは：
✅ ぬるま湯で2倍以上に薄めてから使う
✅ 洗浄後は最低2〜3分は流す意識で、十分にすすぐ
✅ シャワーの水圧を優しく保ち、温度は37℃前後に
これらを心がけるだけでも、ワンちゃんの肌ストレスは大きく減らせます。
当店が大切にしている“やさしさ”
皮膚が敏感な子には、当店では炭酸泉を使った洗浄（オプション）や、マイクロファインバブルのシャワー（標準）を使っています。
これにより、余計な洗浄成分に頼らずに、毛穴の汚れまでしっかり落とすことができるため、皮膚への刺激を最小限に抑えながら、やさしく清潔を保つことができます。
「汚れを落とす」よりも「皮膚を守る」ことを第一に考えたケア。 そんな“やさしさ”を、私たちは大切にしています。
“やさしい”は、気持ちだけじゃなく科学でも選べる
何を選べば正解かわからない──
そんな迷いの中で、 「うちの子にとって一番やさしいものを」と願う気持ちは、私たちも同じです。
だからこそ、“人気”や“自然派”という言葉だけに頼らず、 皮膚科学や成分の理論に基づいた選択ができるよう、丁寧にサポートしたいと思っています。
シャンプーは、皮膚の運命を左右する大切なツールです。
小さな選択が、大きな安心につながること。 それを一緒に育んでいきたいと願っています。
