“他の子と比べて落ち込む”をやめよう
2025.11.03 BLOG
「他のワンちゃんはお利口なのに、うちの子は…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか? SNSでしつけ動画を見たり、お散歩中に隣のワンちゃんと比べてしまったり。
気づけば「なんでうちだけ…」「自分の育て方が悪いのかも」と、 落ち込んでしまう──そんな飼い主さまの声を、私たちはたくさん聞いてきました。
でも、大丈夫です。 それは“間違った見方”をしていただけなんです。
■ 比較の落とし穴:「社会比較理論」とは?
心理学には「社会比較理論(Festinger)」という考え方があります。 人は、自分の状況を他者と比べて安心したり、落ち込んだりしてしまう傾向があるのです。
でも、これは本来「同じ土俵にいる時」に有効な比較。
ワンちゃんの性格・体質・生育環境・生活リズムなど、 前提がまったく異なる中での比較は、 “比較できるものではない”んですね。
■ 「成長記録」という、自分軸を持とう
そこで大切なのが、「他の子」ではなく「昨日のうちの子」と比べること」。
例えば──
- 吠えた後、すぐに落ち着けた
- 苦手なブラッシングに少しだけ耐えられた
- 自分から目を合わせてきてくれた
そういった“小さな成長”を見つけて記録していくことで、 「比べる」から「育ちを見守る」へと視点が変わっていきます。
ノートに書いても、スマホのメモでもOK。 写真付きの“うちの子日記”もおすすめです。
■ 飼い主さま自身も、「育っている」
比較で落ち込むと、「自分はダメな飼い主だ」と感じてしまいがちですが、
実はその瞬間こそ、 「もっとよくしてあげたい」気持ちの表れなんです。
そんな飼い主さまのやさしさを、 ワンちゃんはちゃんと感じ取っています。
大切なのは、「他よりできているか」ではなく、 「この子と一緒に、どれだけ心を通わせてきたか」。
■ 完璧より、愛情ある観察者へ
私たちワンルーク江東区亀戸店では、 「しつけが完璧でなくてもいい」と、よくお伝えしています。
それよりも大切なのは、
- 小さな変化に気づいてあげられること
- 気になるサインを見逃さずに向き合えること
そして、何より、
「うちの子を信じる気持ちを持てること」。
それだけで、ワンちゃんにとっては “世界一信頼できる存在”になれるんです。
■ 自分たちらしく、ゆっくり育てばいい
どのワンちゃんも、飼い主さまも、 “それぞれのペース”があって当たり前。
比べて落ち込むより、「一歩ずつ進めていること」に目を向けてみませんか?
大丈夫です。 その一歩一歩の先には、ちゃんと“信頼と絆”が育っています。
私たちと一緒に、 ワンちゃんと歩む日々を楽しんでいきましょう🐾
