“失敗する日”こそ、信頼を育てるチャンス
2025.11.04 BLOG
「また怒っちゃった…」「今日はうまくできなかった…」
そんな“失敗した日”があると、落ち込んでしまいますよね。
もしかすると、ワンちゃんの目をまともに見られないこともあるかもしれません。
でも、実はそういう日こそが、 信頼を築くための大切なステップなんです。
■ 愛着は「修復」によって深まる
心理学には「愛着修復理論」という考え方があります。
これは、人と人(あるいは人と動物)の関係は、 「うまくいかなかった時にどう向き合うか」で強くなるというものです。
私たちは、つい“うまくやること”に意識が向きがちですが、 大事なのは「うまくいかなかった時にどう回復するか」なんです。
■ 安心回復の3ステップ
失敗してしまった日のあと、 ワンちゃんとの関係を立て直すには、 次のようなステップを意識してみてください。
① 距離を置く前に、優しい声かけ
怒ってしまった後ほど、声がけが大事です。 「ごめんね」「びっくりしたよね」と、 短くても“心の距離を詰める一言”を伝えましょう。
② ゆっくり落ち着く環境を整える
ワンちゃんの好きな場所・おもちゃ・落ち着ける音など、 “安全基地”になる環境を整えてあげましょう。 これは教育心理学でいう「安全基地」の概念にも通じます。
③ 次の日に“小さな成功”を一緒に体験
次の日に、ごほうびを使った簡単な遊びやトレーニングで、 「楽しいね」「できたね」の体験を積み重ねていくと、 ワンちゃんの中に再び“信頼スイッチ”が入ります。
■ 飼い主さまの心も、守っていい
「怒ってしまって自己嫌悪に…」
そんな飼い主さまの声も、私たちは本当によく聞きます。
でも、叱るのも落ち込むのも、 「この子を思っているからこそ」ですよね。
だからこそ、飼い主さまご自身の気持ちにも、 「今日はうまくいかなくても、またやり直せばいい」と 優しい言葉をかけてあげてください。
ワンちゃんに“安心”を与えるには、 まず飼い主さまご自身が“安心”を感じていることが、とても大切なんです。
■ 信頼は、失敗のあとに育つ
関係性は、“完璧な日”に育つのではなく、 「失敗した日のあとの行動」で育つもの。
たとえば、雨の日にワンちゃんが怖がってトイレを失敗してしまった。 その時、怒鳴ってしまったけれど、 あとで優しく抱きしめてあげた。
──その一連の体験の中にこそ、 “信頼と安心”が積み重ねられていくのです。
だからこそ、私たちはこうお伝えしたいのです。
「失敗を恐れず、立て直していきましょう」と。
完璧な飼い主さまなんて、いません。 でも、「また頑張ろう」と思える飼い主さまは、最高です。
これからも、私たちワンルーク江東区亀戸店と一緒に、 ワンちゃんとの信頼関係を深めていきましょう🐾

