犬同士の相性が合わないときは?
2025.07.17 BLOG
先住犬と新入り犬が仲良くならないときの考え方
新しくワンちゃんを迎えたとき、飼い主さまが期待するのは
「先住犬と仲良く遊んでくれること」ではないでしょうか。
しかし実際には、すぐに仲良くなる子ばかりではありません。
先住犬が新入り犬を避けたり、吠えたり、近づくと怒ってしまったり。
反対に、新入り犬が先住犬にしつこく近づいてしまい、トラブルになることもあります。
そんなとき、飼い主さまは
「このまま仲良くなれないのかな」
「迎えたのは間違いだったのかな」
と不安になってしまうことがあります。
でも、犬同士にも相性があります。
人間と同じように、すぐに仲良くなれる関係もあれば、時間をかけて距離を縮める関係もあります。
先住犬にとって新入り犬は“大きな環境変化”
新入り犬を迎えることは、先住犬にとって大きな変化です。
今まで自分だけの場所だった家に、急に知らない犬が入ってくる。
飼い主さまの attention も分散される。
お気に入りの場所やおもちゃを取られるかもしれない。
先住犬からすると、戸惑ったり警戒したりするのは自然な反応です。
「うちの子、性格が悪いのかな?」と思う必要はありません。
まずは、先住犬の気持ちを守ってあげることが大切です。
最初から無理に一緒にしない
仲良くなってほしい気持ちから、つい同じ部屋で過ごさせたくなることがあります。
しかし、無理に近づけると逆効果になることもあります。
吠える、唸る、逃げる、固まる、追いかける。
こうした様子がある場合は、まだ距離が必要なサインです。
最初は、サークルやゲートを使ってエリアを分けるのがおすすめです。
同じ空間にいても、直接触れ合わない距離から始めることで、少しずつ存在に慣れていくことができます。
“仲良し”を目指しすぎない
犬同士が必ず一緒に遊ぶ必要はありません。
同じ家の中で、お互いを刺激しすぎず、落ち着いて過ごせる。
それだけでも十分良い関係です。
「一緒に寝てほしい」
「寄り添ってほしい」
「仲良く遊んでほしい」
飼い主さまの理想はあるかもしれませんが、ワンちゃんたちにとっては、適度な距離が安心できる場合もあります。
無理に仲良くさせるよりも、安心して暮らせる環境づくりを優先しましょう。
先住犬を優先して安心感を守る
新入り犬は可愛く、どうしてもお世話の時間が増えがちです。
でも、先住犬からすると「自分の居場所を取られた」と感じることがあります。
ごはん、声かけ、抱っこ、散歩の準備などは、できるだけ先住犬を優先してあげると安心につながります。
「あなたのことも大切だよ」と伝わるように、先住犬だけの時間を作ることも大切です。
それぞれの逃げ場所を作る
犬同士の相性で大切なのは、逃げられる場所があることです。
疲れたときにひとりで休める場所。
相手から見えにくい場所。
落ち着いて寝られる場所。
こうしたスペースがあるだけで、トラブルを防ぎやすくなります。
特に多頭飼いでは、ベッドや水飲み場、トイレを複数用意してあげると安心です。
吠えたり唸ったりしても、すぐに叱りすぎない
犬が唸るのは「これ以上近づかないで」というサインの場合があります。
もちろん危険な場合はすぐに距離を取る必要がありますが、唸ったこと自体を強く叱りすぎると、次からサインを出さずに急に噛むことにつながる場合もあります。
大切なのは、叱ることよりも
「なぜその反応が出たのか」
を見てあげることです。
距離が近すぎたのか。
おもちゃやごはんが原因だったのか。
片方がしつこくしていたのか。
原因を見つけて、環境を整えてあげましょう。
焦らず、少しずつ距離を縮める
犬同士の関係づくりには時間がかかることがあります。
数日で慣れる子もいれば、数週間、数か月かかる子もいます。
大切なのは、焦らないこと。
短時間だけ同じ空間で過ごす。
落ち着いていられたら褒める。
無理そうならすぐに距離を取る。
この繰り返しで、少しずつ「相手がいても大丈夫」という経験を積んでいきます。
困ったときはプロに相談を
犬同士の関係は、性格・年齢・体格・過去の経験によって大きく変わります。
飼い主さまだけで判断が難しい場合は、トレーナーさんや動物病院、ペットホテル・トリミングサロンなどに相談するのもおすすめです。
第三者の目で見ることで、
「どちらが緊張しているのか」
「どの距離なら大丈夫か」
「どう環境を分けると安心か」
が分かりやすくなることがあります。
まとめ
先住犬と新入り犬がすぐに仲良くならなくても、決して失敗ではありません。
犬同士にも相性があり、それぞれに安心できる距離があります。
無理に仲良くさせるのではなく、まずはエリアを分ける、逃げ場所を作る、先住犬の安心感を守ることが大切です。
一緒に遊ぶ関係だけが正解ではありません。
同じ家の中で、お互いに落ち着いて過ごせることも、立派な良い関係です。
ワンちゃんたちのペースを大切にしながら、少しずつ安心できる暮らしを作っていきましょう。
