犬のブラシの選び方と使い方|港区赤坂のトリマーが教える毛質別のコツ
2026.09.23 BLOG
ブラシの種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…港区赤坂のトリマーが、毛質別のブラシの選び方と正しい使い方を教えます
犬のブラシは「毛質」で選べば、まず失敗しません。
長毛でもつれやすい子はスリッカーとコーム、短毛の子は獣毛ブラシかラバー。
この2軸を押さえるだけで、売り場で迷う時間はほぼ消えます。
ブラシ選びで大事なのは値段でも人気でもなく、うちの子の毛質に合っているかどうか。
「種類が多すぎて、結局どれを買えばいいの?」
「せっかく買ったのに全然毛が取れない…」
「力の入れ方が合っているのか、いつも不安」
そんな声を、港区赤坂の現場で本当によく聞きます。
この記事では、トリマーが毎日使い分けている視点で、毛質別のブラシ選びと、皮膚を傷めない使い方のコツを整理しました。
道具さえ合えば、家でのブラッシングは驚くほどラクになります。
そして「ここは自分では難しい」という部分は、当店が代わりにお引き受けします。🐾
読み終わる頃には、次に買うべき一本が決まっているはずです。
🔑 この記事のポイント3つ
- ブラシは「毛質」で選ぶのが基本。長毛はスリッカー+コーム、短毛は獣毛かラバー
- 力を入れず「毛の流れに沿って毛先から」が皮膚を傷めない使い方の鉄則
- 毛玉が固まった・皮膚が赤い場合は無理せずプロに任せた方が愛犬もラク
この記事の結論
- 一言で言うと、ブラシ選びは「毛質に合わせる」だけで9割決まる
- 最も重要なのは、道具そのものより「力を抜いて毛先から」の使い方
- 失敗しないためには、1本で済ませようとせず2〜3本を役割で使い分けること
毛質別・ブラシの選び方の基本
まずは「うちの子の毛質」を4タイプで見分ける
ブラシ選びの出発点は、犬種名ではなく毛質です。
大きく4タイプに分けると分かりやすくなります。
ひとつ目は、トイプードルやビションのような「巻き毛・くせ毛」。
放っておくと絡まりやすく、毛玉ができやすいタイプです。
ふたつ目は、マルチーズやヨークシャーのような「長いストレート毛」。
毛が細く、静電気や摩擦でもつれやすいのが特徴。
みっつ目は、柴犬やコーギーのような「ダブルコートの短毛〜中毛」。
下毛が多く、換毛期にごっそり抜けるタイプです。
よっつ目は、フレンチブルドッグやチワワ(スムース)のような「短毛シングル」。
抜け毛は細かく、皮膚が直接見えやすい子が多いです。
まず、うちの子がどこに当てはまるかを決めてください。
ここが決まれば、ブラシは自然と絞られます。😊
タイプ別・最初に選ぶべきブラシ
巻き毛・長毛の子には、スリッカーブラシとコーム(金櫛)の2本を。
スリッカーで表面のもつれをほぐし、コームで根元まで通っているか最終確認する、という役割分担です。
ダブルコートの子には、抜け毛をかき出すアンダーコート用のブラシが便利。
いわゆる「ごっそり取れる」系の道具ですが、使いすぎは禁物です(後述します)。
短毛シングルの子は、獣毛ブラシかラバーブラシで十分。
抜け毛を絡め取りながら、皮膚の血行を促すマッサージにもなります。
正直なところ、最初から高い道具は要りません。
まず毛質に合った基本の1〜2本から始めれば大丈夫です。
よくある失敗:ピンの硬さと形が合っていない
よくあるのが、硬すぎるスリッカーを子犬や皮膚の弱い子に使ってしまうケース。
ピンが鋭いと、力を入れなくても皮膚に赤い線(スリッカー跡)が残ることがあります。
逆に、毛量の多い子に柔らかいラバーだけだと、表面をなでるだけで下の毛玉に届きません。
ピンの硬さ・長さ・密度は、毛質と毛量で選ぶもの。
店頭で迷ったら、ソフトタイプから試すのが安全です。
「うちの子には結局どれ?」と迷う場合は、次回来店時に今使っている道具を見せていただければ、毛質に合うタイプをお伝えします。👀
皮膚を傷めない、正しいブラッシングの使い方
力を抜いて「毛先から根元へ」が鉄則
道具が合っていても、使い方を間違えると逆効果です。
いちばん多いNGが、根元からゴシゴシ強くかけること。
正しくは、まず毛先の絡まりをほぐし、少しずつ根元へ下ろしていきます。
力は「自分の腕を軽くなでるくらい」で十分。
手首に力が入っていると感じたら、それは強すぎのサインです。
毛の流れ(背中なら頭からしっぽ方向)に沿ってかけると、毛も皮膚も傷みにくくなります。
1回のブラッシングは、長毛でも10〜15分を目安に。
嫌がる前に切り上げる方が、次も嫌がりません。😊
部位ごとの「もつれやすい場所」を知っておく
毛玉は、できやすい場所がほぼ決まっています。
耳の後ろ、脇の下、内もも、しっぽの付け根、首輪が当たる部分。
いずれも摩擦が起きやすく、飼い主さんが見落としやすい場所です。
ここを重点的に、週2〜3回さっと通すだけで、毛玉の多くは防げます。
コームを使って「スッと最後まで通るか」を確認するのがコツ。
途中で引っかかったら、そこが毛玉の予備軍です。
無理に引っ張らず、少量ずつ毛先からほぐしてください。
現場のビフォーアフター:道具を変えただけで激変
実際にあった話です。
トイプードルを飼うご家族が「毎日ブラシしているのに毛玉ができる」と困っていました。
使っていたのは、柔らかいラバーブラシ1本のみ。
巻き毛の子には表面しか届かず、根元で毛玉が育っていたんです。
スリッカーとコームの2本に変え、毛先からほぐす使い方に切り替えたところ、次の来店時には根元の毛玉がほぼゼロに。
飼い主さんは「道具が原因だったなんて」と驚いていました。
もうひとつ。
柴犬のご家庭では、換毛期に毎日アンダーコートブラシをかけすぎ、皮膚がうっすら赤くなっていました。
「頑張りすぎ」だったんです。
週2〜3回に減らし、あとはシャンプー時にまとめて抜け毛を落とす形にしたら、皮膚の赤みも落ち着きました。
頑張ることと、正しくやることは、少し違います。
そして、固まった毛玉や皮膚トラブルが出ているときは、無理に自宅で対処しないことも大切。
そういう「自分でやると愛犬に嫌がられるケア」こそ、当店にお任せください。
飼い主さんは、好かれ役のままでいられます。🐾
ブラシの手入れと、買い替えの目安
意外と知られていないのが、ブラシ自体のお手入れです。
使ったあとのブラシには、抜け毛や皮脂、フケがたまっています。
汚れたまま使い続けると、皮膚に雑菌を塗り広げることにもなりかねません。
スリッカーは、たまった毛を取り除き、月に数回は目の粗いブラシ用クリーナーやぬるま湯で洗って乾かすのがおすすめ。
コームやラバーは水洗いしやすいので、汚れたら都度洗ってしっかり乾かします。
買い替えの目安は、ピンが曲がった・先端の保護球(ピンの丸い先)が取れた・ラバーの弾力が落ちた、と感じたとき。
ピンが曲がったスリッカーは、皮膚を引っかく原因になります。
道具は消耗品、と考えておくと安心です。
もうひとつ、毛質が季節で変わる子もいます。
換毛期は下毛を落とす道具、それ以外は表面のもつれ取り、というように、時期で主役のブラシを入れ替えるのも上級者のコツ。
「一年中この1本」ではなく、その時々の毛の状態に合わせてあげてください。😊
ブラッシングを「好き」にしてもらう小ワザ
最後に、ブラシ嫌いにさせないコツを。
犬にとってブラッシングは、最初は「よく分からない道具で触られる時間」です。
ここで無理をすると、一気に苦手意識がついてしまいます。
おすすめは、ブラシを見せる→おやつ、触れる→ほめる、を短時間で繰り返すこと。
最初は背中を数回とかすだけで終わりにして、「これで終わり」という成功体験を積ませます。
嫌がる足先やお腹は、慣れてきてから少しずつ。
1回で完璧を目指さず、「毎回ちょっとずつ」でいいんです。
こうして家庭で「気持ちいい時間」として覚えてもらえると、お店でのお手入れもぐっとスムーズになります。🐾
よくある質問
Q. ブラシは1本で全部済ませられますか?
毛質によります。短毛なら1本でも可ですが、長毛・巻き毛はスリッカーとコームの2本があると仕上がりが安定します。
Q. 毎日ブラッシングした方がいいですか?
長毛・巻き毛は週2〜3回以上が目安。短毛は週1〜2回で十分です。回数より「もつれやすい場所を通せているか」が大事です。
Q. スリッカーで皮膚が赤くなります。
力の入れすぎか、ピンが硬すぎる可能性大。ソフトタイプに変え、力を抜いて毛先からかけてください。改善しなければ皮膚を診てもらいましょう。
Q. 子犬にはどんなブラシがいいですか?
まずはやわらかいラバーか、ソフトピンのスリッカーから。短時間で「気持ちいい」と覚えてもらうのが最優先です。
Q. 換毛期のブラシは毎日かけて大丈夫?
かけすぎは皮膚を傷めます。週2〜3回にとどめ、抜け毛が多い時期はシャンプーでまとめて落とすと負担が減ります。
Q. 静電気でもつれやすい子はどうすれば?
乾燥する季節は、犬用の保湿ミストを軽く使ってからブラシを。プラスチックより金属コームの方が静電気が起きにくいです。
Q. 毛玉が固くなってしまいました。
無理に引っ張ると痛みで暴れ、次からブラシ嫌いになります。固い毛玉はプロに任せた方が、愛犬にも飼い主さんにも安全です。
Q. どのくらいの価格帯を選べば失敗しませんか?
基本ブラシは1本1,000〜3,000円程度が一般的な相場です。高価さより毛質との相性を優先してください。
まとめ
- ブラシは「毛質4タイプ」で選ぶ。長毛はスリッカー+コーム、短毛は獣毛かラバー
- 使い方は「力を抜いて毛先から根元へ」。1回10〜15分、嫌がる前に切り上げる
- もつれやすいのは耳の後ろ・脇・内もも・しっぽの付け根
- 固い毛玉や皮膚トラブルは無理せずプロへ。飼い主は好かれ役のままでOK
道具と使い方が合えば、家でのブラッシングは「うちの子とのご機嫌タイム」に変わります。
とはいえ、絡まりが強い日や、換毛期でどうにもならない時期は誰にでもあります。
そんなときは、全部ひとりで抱え込まなくて大丈夫。
「ここだけ整えてほしい」というご相談も歓迎です。
港区赤坂のONE LUKE 港区赤坂店では、毛質に合わせたブラッシングやもつれ取りをお引き受けしています。
いきなり予約しなくてもかまいません。
今使っている道具や毛玉の状態など、気になる点があればお気軽にお問い合わせください。😊
📚参考データ
- 一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」(犬の飼育・お手入れの動向)
- アニコム損害保険「家庭どうぶつ白書」(犬の皮膚トラブルの傾向に関する一般データ)
- 環境省「動物の愛護と適切な管理」関連資料(適切な飼育・ケアの考え方)
🏠 ONE LUKE 港区赤坂店
📍 住所:〒107-0052 東京都港区赤坂5丁目5-11 赤坂通り50番ビル 1階
📞 電話:03-5797-7881
🕗 営業時間:8:00〜19:00
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