岐阜駅前で犬のカットの仕方に悩む方へ|自宅トリミングの手順と注意点
2026.08.11 BLOG
岐阜駅前のトリマーが教える、犬のカットの仕方と自宅トリミングでケガをさせないための注意点
犬のカットは、自宅でもできます。
ただし、目的を「短くすること」ではなく「安全に整えること」に置き換えてください。
自宅トリミングで一番多い事故は、ハサミやバリカンによる皮膚の切創です。
顔まわり・肛門まわり・足裏の3か所は、素人の手が滑りやすい要注意ゾーンです。
まずはこの3か所を避け、足裏の毛と伸びた爪だけを整える。
そこから始めれば、ケガのリスクは大きく下がります。
結論を先に言えば、全身カットは道具と経験が必要で、初心者は「部分ケア」からが安全です。
岐阜駅前でトリミングのご相談を受けるなかでも、「自分で切ったら失敗した」という声は本当に多いんです。
「動画通りにやったのに、なぜかガタガタになった」
「暴れて、危うくハサミが目の近くにいった」
夜、スマホでコツを検索しては、また不安になって手が止まる。
そんな方に、現場で見てきたリアルな手順と、やってはいけないことをお伝えします。
この記事を読めば、「今日はどこまで自分でやるか」を自分で判断できるようになります。
この記事のポイント
- 自宅トリミングは「全身カット」より「部分ケア」から始めるのが安全 ✂️
- ケガが起きやすいのは顔・肛門まわり・足裏の3か所で、避け方にコツがある
- 道具選び・犬の固定・体調の見極めで、事故の多くは防げる 🐾
この記事の結論
一言で言うと、自宅トリミングは「爪切り・足裏・部分カット」から始め、全身は無理をしないことが最も安全です。
最も重要なのは、犬を無理に押さえつけないこと。
暴れる犬を力で固定した瞬間に、事故は起きます。
そして、少しでも「今日は機嫌が悪いな」と感じたら中止する。
これだけで、自宅トリミングの失敗はかなり減ります。
全身を美しく仕上げたいなら、プロのトリミングと併用するのが現実的です。
自宅で犬のカットをする前に知っておきたいこと
自己流で始める前に、前提を整理しておきましょう。
ここを飛ばすと、道具をそろえてから後悔します。
そもそも自宅で全身カットは必要か
正直なところ、毎回すべてを自宅でやる必要はありません。
自宅トリミングが向いているのは、伸びた足裏の毛、目の周りの数ミリ、肉球の間くらいです。
いわゆる「全身のスタイルカット」は、被毛の流れやバランスを見る技術がいります。
一般社団法人ペットフード協会の調査でも、犬の飼育頭数は年々変化しつつ数百万頭規模で推移しており、それだけ多くの家庭が日々のケアに向き合っています。
つまり「みんなどうしてる?」の答えは、実は「部分ケアは自宅、全身は分けて考える」なんです。
当店にも、「普段の足裏は自分で、季節ごとの全身はお願いしたい」という飼い主さんが多くいらっしゃいます。
この使い分けが、いちばん無理がありません。
犬種・毛質でカットの難易度は大きく変わる
同じ「カット」でも、犬種によって難しさはまったく違います。
トイプードルやビションのような巻き毛は、伸びるのが早く、絡まりやすい。
一方でチワワやダックスの短毛は、そもそも全身カットが不要なことも多いです。
シーズーやマルチーズは毛が細く、静電気で舞いやすい。
「YouTubeで見たプードルのカット」をそのまま自分の子に当てはめると、うまくいかないのはこのためです。
まずは自分の子の毛質を知る。
そこがスタート地点になります。
頻度の目安と「伸びすぎ」のサイン
カットやケアの頻度は、犬種と毛質で変わります。
一般的な目安として、被毛が伸びるタイプの犬は月1回前後のトリミングがすすめられることが多いです。
自宅での部分ケアなら、足裏は2〜3週間に一度、目の周りは伸びが気になったら都度。
「伸びすぎ」のサインは分かりやすいです。
・足裏の毛がフローリングで滑る
・目に毛が入って涙やけがひどくなる
・肛門まわりに便がつきやすくなる
このサインが出たら、ケアのタイミングです。
自宅トリミングの具体的な手順とケガをさせない注意点
ここからが本題です。
「何を、どの順番で、どう気をつけるか」を、現場目線で並べます。
そろえる道具と、避けたい道具
最低限そろえたいのは、次のものです。
・犬用のカーブハサミ(先が丸いもの)✂️
・すきバサミ
・犬用バリカン(足裏用の細いアタッチメント付き)
・スリッカーブラシとコーム
・犬用の爪切りと止血剤
ここで大事なのが、「先の尖った文房具バサミは絶対に使わない」ことです。
以前、「家にあるハサミで切ろうとしたら、皮膚を少し切ってしまった」というご相談がありました。
犬の皮膚は人よりずっと薄く、伸びるので、平らなハサミだと巻き込みやすいんです。
道具をケチると、結局ケガと通院で高くつきます。
止血剤だけは、必ず手元に置いてください。
順番と、絶対に避けたい3つの危険ゾーン
手順の基本は「ブラッシング → 部分カット → 仕上げ確認」です。
まず全身をブラッシングして、毛玉をほぐします。
毛玉があるまま切ると、皮膚を引っ張って傷つけます。
そのうえで、初心者がまず触るのは足裏とお尻まわりの毛だけ。
そして、次の3か所は素人が手を出すと危険です。
① 顔まわり(特に目の近く)
犬が急に動くと、ハサミの先が目に向かいます。
目の周りは、コームを皮膚とハサミの間に入れ、ガードしながら数ミリだけ。
② 肛門まわり
デリケートで、切創が起きやすい部位です。
ここはバリカンでごく浅く、それも不安ならプロに任せる。
③ 足裏・肉球の間
滑り止め目的で伸びた毛を刈るのは有効ですが、肉球を挟みやすい。
バリカンの刃を寝かせ、肉球を指で広げて刈ります。
この3か所を「今日はやらない」と決めるだけで、事故は激減します。
犬が暴れるときの固定と、中止すべきサイン
実は、ケガの原因のほとんどは「暴れた瞬間」です。
だからこそ、固定は力ではなく環境で作ります。
滑らないマットを敷き、片手で体をそっと支える。
「終わったらおやつね」と声をかけながら、短時間で区切る。
一度に全部やろうとせず、今日は右足だけ、明日は左足だけでいい。
そして、次のサインが出たら、その日は中止してください。
・呼吸が荒く、体がこわばっている
・唸る、噛もうとする、震えが止まらない
以前、当店に「家で暴れて手に負えなくなった」と駆け込まれた飼い主さんがいました。
その子は、慣れない道具の音に強く反応していたんです。
無理に続けていたら、飼い主さんも犬もケガをしていたかもしれません。
ケースによりますが、怖がりの子ほど「短く・こまめに・褒めながら」が鉄則です。
自宅ケアとプロのトリミングを比較して考える
「全部自分でやるか、全部お願いするか」で悩む方は多いです。
でも、答えは二択ではありません。
自宅ケアのメリットと限界
自宅ケアの良さは、費用がかからず、こまめにできること。
爪切りや足裏だけなら、慣れれば数分で済みます。
ただ、限界もはっきりしています。
背中や足の流れを整える全身カットは、正直むずかしい。
バリカンの刃の熱でやけどをさせたり、左右非対称になったり。
「安く済ませたつもりが、伸びるまで気になる仕上がりに」というのは、よくある失敗です。
プロに任せたほうがいいケース
次のどれかに当てはまるなら、無理せずプロを頼るのが安全です。
・毛玉が全身にできている
・皮膚に赤みやかさぶたがある
・過去に自宅カットでケガをさせたことがある
・シニア犬や心臓に不安のある子
環境省の資料でも、動物の適正な飼養管理では健康状態への配慮が重視されています。
皮膚トラブルのある子を素人が刈るのは、その観点でもおすすめしません。
トリミング料金は、追加コースの目安で1,320〜1,980円ほど。
通院リスクや仕上がりを考えれば、決して高くはないと感じます。
併用という選択肢
いちばん現実的なのは、自宅ケアとプロの併用です。
日々の足裏と爪は自宅で、全身と難所はプロで。
当店でも、「普段は自分で、月1回だけお願い」という飼い主さんがいちばん多い印象です。
旅行時にはペットホテルとトリミングをまとめて利用される方もいます。
宿泊の目安は体重や部屋によって3,850〜9,900円ほど、一時預かりは1,100〜3,300円ほど。
自宅とプロ、両方を上手に使う。
それが、犬にも飼い主さんにも一番やさしい形です。
よくある質問
Q. 犬のカットは何日おきにやればいいですか?
毛が伸びるタイプの犬で、目安は月1回前後です。
足裏の部分ケアだけなら、2〜3週間に一度でも十分です。
Q. 家にある普通のハサミで切っても大丈夫?
おすすめしません。
先の尖った文房具バサミは皮膚を巻き込みやすく、切創の原因になります。
必ず先の丸い犬用カーブハサミを使ってください。
Q. 顔の毛を自分で切っても平気ですか?
目の周りは事故が多い部位です。
コームでガードしながら数ミリだけにとどめ、不安ならプロに任せましょう。
Q. バリカンとハサミ、どちらが安全?
足裏や広い面はバリカンが安全で、細かい仕上げはハサミです。
ただしバリカンは刃が熱くなるので、長時間当て続けないでください。
Q. 暴れて切れません。どうすれば?
一度に全部やろうとしないことです。
今日は右足だけ、と区切り、褒めながら短時間で。
唸る・震えるなら、その日は中止が正解です。
Q. 爪を切りすぎて出血しました。どうしたら?
止血剤を患部に押し当てて数十秒、圧迫します。
出血が止まらない、痛がるようなら動物病院へ。
止血剤は最初から手元に置いておくと安心です。
Q. 全身カットを自宅でできるようになりますか?
部分ケアは慣れれば十分できます。
ただ全身のスタイルカットは技術がいるので、プロと併用するのが現実的です。
まとめ
最後に、要点を整理します。
- 自宅トリミングは「爪・足裏・部分カット」から始めるのが安全 🐶
- 顔まわり・肛門まわり・足裏は事故が多い危険ゾーン、無理をしない
- 先の丸い犬用ハサミと止血剤は必ず用意する ✂️
- 犬が暴れたら中止、力で押さえない
- 全身や難所はプロと併用するのが現実的
自宅ケアは、飼い主さんと犬の信頼を深めるいい時間にもなります。
でも、少しでも「これは危ないかも」と迷ったら、その手を止めてください。
「うちの子の毛質だと、どこまで自分でやって大丈夫?」
そんな小さな疑問からで大丈夫です。
岐阜駅前店では、道具選びや自宅ケアのコツもお伝えしています。
気になる点をいくつか質問してから、トリミングやホテルのご利用を検討してみてください。
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